私たちについて

環境動態研究グループでは、放射性物質の放出や環境汚染事象が生じた際の環境影響を評価するために、大気・陸域・海洋のモデルや予測システム、解析手法の研究開発を行っています。これら技術の研究開発や高度化には、モデル検証のための基礎データが必要です。このため、海洋や陸域での試料採取や調査も行っています。さらに、放射性物質や安定同位体を利用した環境中の物質循環研究に取り組むことで、開発したモデルや予測システムの妥当性検証に役立てるとともに、地球温暖化などの社会的課題の解決を目指します。

お知らせ

研究開発

環境動態デジタルツイン

放射性物質を含む環境負荷物質の環境動態の把握のための研究開発を行っています。大気圏・陸圏・水圏・生物圏における物質の移行過程をシミュレートするためのモデルやシステムを開発し、各圏における物質循環の理解を目指しています。近年では、これら複数のモデルを組み合わせることで、各圏における物質の環境動態を包括して評価可能な環境動態デジタルツインの研究開発に取り組んでいます。

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その他の関連研究については、メンバーのJOPSS・research mapからご確認ください。

放射性物質と安定同位体を
利用した環境中の物質循環

環境中の放射性同位体や安定同位体の分析技術を武器に、それらをトレーサーとして利用する独自のアプローチで物質循環の実態把握やメカニズムの解明、気候変動に対する応答の予測に取り組んでいます。森林・農地から沿岸海洋までの幅広いフィールドを対象に、実環境での観測はもちろん、環境変化を模擬した室内実験も駆使して得た新たな知見をもとに、人間活動により放出された物質が環境に与える影響の評価を目指しています。

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放射性炭素(14C)をトレーサーとして利用した森林・農地の炭素循環研究


人工・天然放射性同位体をトレーサーとした海水循環構造と物質循環の解明

  • 放射性同位体を利用した沿岸堆積物の炭素貯留能評価
  • 放射性炭素を用いた淡水生態系における食物網解析

原子力施設から放出される放射性核種の環境動態

  • 環境試料中ヨウ素129の高感度分析方法の開発
  • 海・陸水中の安定・放射性ヨウ素の動態

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東京電力福島第一原子力
発電所事故

私たちはこれまでに、東京電力福島第一原子力発電所事故に放出された放射性物質についての調査・研究を行ってきました。事故直後に放射性物質はどのようにして環境中に広がったのか。そして、それら放射性物質は今後どうなっていくのか。こうした疑問に答えるために、森林や海洋・河川における調査や室内実験、そしてコンピューターシミュレーションから、事故由来の放射性物質の現状の把握や動態の予測に取り組んできました。

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東京電力福島第一原子力発電所
事故アーカイブ

メンバー

リーダー

川村 英之

Hideyuki Kawamura

専門分野

海洋環境シミュレーション、海洋学

学位

博士(理学)

担当分野

  • 海洋中放射性核種移行モデルSEA-GEARNの開発
  • 福島原発事故起源の放射性物質の海洋拡散シミュレーション
  • 東日本大震災起源の震災漂流物の漂流シミュレーション
  • 緊急時海洋環境放射能評価システムの開発
  • 日本海の物質循環予測モデルの開発
マネージャー

寺田 宏明

Hiroaki Terada

専門分野

大気拡散シミュレーション、気象学

学位

博士(工学)

担当分野

  • 世界版緊急時環境線量情報予測システムWSPEEDIの高度化
  • 大気拡散データベースシステムWSPEEDI-DBの開発と応用
  • 福島第一原子力発電所起源の放射性物質の大気放出量推定と大気拡散・地表沈着プロセスの解析
  • 六ヶ所再処理施設起源の放射性物質の環境中移行解析
研究主幹

安藤 麻里子

Mariko Andoh

専門分野

環境放射能、同位体生物地球化学

学位

博士(理学)

担当分野

  • 放射性炭素及び安定同位体を利用した環境中物質挙動研究
  • 福島第一原子力発電所事故起源の放射性物質の環境動態に関する研究
技術主幹

都築 克紀

Katsunori Tsuduki

専門分野

コンピューターシステム管理

学位

博士(工学)

担当分野

  • 計算機環境の管理
研究主幹

鈴木 崇史

Takashi Suzuki

専門分野

海洋調査、ヨウ素129、加速器質量分析

学位

博士(理学)

担当分野

  • 原子力施設から放出された海水中ヨウ素129濃度の変動要因解明
  • 放射性ヨウ素の全球規模及び沿岸海洋環境での移行解明
  • 環境試料中ヨウ素129の高感度分析方法の開発
研究主幹

中西 貴宏

Takahiro Nakanishi

専門分野

地球化学、環境放射能、海洋学

学位

博士(地球環境科学)

担当分野

  • 放射性物質と安定同位体を利用した環境中物質挙動研究
  • 福島第一原子力発電所事故起源の放射性核種の環境動態に関する研究
研究主幹

中山 浩成

Hiromasa Nakayama

専門分野

局所域大気拡散シミュレーション

学位

博士(工学)

担当分野

  • 局所域高分解能大気拡散・線量評価システムの開発
  • 放射線テロ対策シミュレーション
研究副主幹

太田 雅和

Masakazu Ota

専門分野

陸面物質移行

学位

博士(工学)

担当分野

  • 陸面移行モデルの開発
  • トリチウム、炭素14、放射性ヨウ素、放射性セシウム等の大気-植生-土壌間移行シミュレーション
  • 陸面(森林等)炭素循環研究
研究副主幹

門脇 正尚

Masanao Kadowaki

専門分野

大気拡散モデリング、大気化学

学位

博士(理学)

担当分野

  • 化学輸送モデルを用いた環境中の放射性ヨウ素循環の解明
  • マルチスケール大気拡散モデルの開発
研究員

池之上 翼

Tsubasa Ikenoue

専門分野

環境工学、水文学、環境動態シミュレーション

学位

博士(工学)

担当分野

  • 陸域及び河川における放射性セシウムの東京電力福島第一原子力発電所事故後30年間の挙動予測
  • 河川を通じた放射性セシウムの供給が福島沿岸海域における海底堆積物中の放射性セシウムの挙動へ及ぼす影響の評価
研究員

孫 榕蔚

Rongwei Sun

専門分野

環境科学、無機化学

学位

博士(工学)

担当分野

  • 土壌中の鉱物と有機物の相互作用による炭素貯留機能の解明
研究員

入江 健太

Kenta Irie

専門分野

気象学、台風、都市降水

学位

博士(理学)

研究系職員

宮崎 加奈子

Kanako Miyazaki

専門分野

無機化学

学位

修士(理学)

博士研究員

Phongsakon Tantarawongsa

Phongsakon Tantarawongsa

専門分野

Environmental Soil Science

学位

PhD (Environmental Technology)

担当分野

  • Effect of Agricultural Practice on Soil Organic Carbon Sequestration
  • Chemical Composition of Soil Organic Carbon under Tropical Soils Using 13C NMR
客員研究員

谷森 達

Toru Tanimori

専門分野

γ線天文学、高エネルギー物理学

学位

理学博士

担当分野

  • 3次元線量拡散予測法の確立とγ線透過率差を利用した構造体内調査法の開発
派遣労働者

根本 宏美

Hiromi Nemoto

担当分野

  • 海洋拡散予測システムSTEAMERの開発
派遣労働者

須田 啓明

Hiroaki Suda

担当分野

  • 環境試料分析
研究開発アシスタント

清水 睦朱

Mutsumi Shimizu

担当分野

  • 環境試料分析
研究開発アシスタント

神長 美鈴

Misuzu Kaminaga

担当分野

  • 環境試料分析
研究開発アシスタント

吉垣 紀久子

Kikuko Yoshigaki

担当分野

  • 環境試料分析
庶務

西村 英子

Eiko Nishimura
研究主席

小嵐 淳

Jun Koarashi

専門分野

同位体生物地球化学、放射生態学

学位

博士(工学)

担当分野

  • 陸域生態系における炭素循環と気候変動への影響の解明
  • 放射性核種の環境中における動態の解明
研究副主幹

長久保 梓

Azusa Nagakubo

専門分野

放射線物理、放射線計測

学位

博士(工学)

アクセス・
お問い合わせ

国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構
原子力科学研究所 原子力基礎工学研究センター
環境動態研究グループ

〒319-1195
茨城県那珂郡東海村大字白方2番地4
Tel:029-282-5100(案内台)