福島第一原子力発電所事故では、放射性物質の大気放出量の不明な状態が継続し、事故の規模や公衆の被ばく線量評価のために放出量の推移を評価することが喫緊の課題となりました。当時は、日本原子力研究開発機構が原子力安全委員会に協力して行った暫定的推定が唯一でしたが、その後、環境シミュレーションと環境データからの放出量逆推定とそれに基づく環境拡散シミュレーションが国内外から発表され、放射線影響に関する国連科学委員会でも福島事故評価に向けた活動が開始されています。

このような状況を踏まえ、本機構では、独自に研究を行ってきた国内の環境関係の専門家の御協力を得つつ、標記の再構築を行うためのワークショップを開催しました。

 約120名の多数の皆様にご来場いただき、盛会裏に終了いたしました。誠にありがとうございました。

 

 

「プログラム」

開会の挨拶・プログラム説明等 10:00-10:10

原子力機構の活動報告(座長:宮澤泰正(JAMSTEC))

 10:10-10:30 茅野政道 大気放出量推定 発表資料(PDF)

 10:30-10:50 永井晴康 大気拡散プロセスの解析 発表資料(PDF)

 10:50-11:10 小林卓也 海洋放出量推定と海洋拡散プロセスの解析 発表資料(PDF)

大気放出量推定(座長:佐田幸一(電中研))

11:10-11:35 平尾茂一(名古屋大) 環境モニタリングデータに基づく放射性ヨウ素・セシウムの大気放出量推定 発表資料(PDF)

11:35-12:00 杉本純 (京都大学) ソースターム推定に関する考察 発表資料(PDF)

 

<昼休み 12:00-13:00>

 

大気拡散プロセス(座長:青山道夫(気象研))

13:00-13:25 大原利眞(国立環境研)放射性物質の大気輸送・拡散シミュレーションの現状と課題 発表資料(PDF)

13:25-13:50 滝川雅之(JAMSTEC)領域化学モデルを用いた放射性ヨウ素・セシウムの沈着量分布推定 発表資料(PDF)

13:50-14:15 速水洋(電中研)WRF/CAMxによる放射性物質の濃度・沈着量シミュレーション 発表資料(PDF)

海洋放出と海洋拡散プロセス(座長:大原利眞(国立環境研))

14:15-14:40 宮澤泰正(JAMSTEC)福島沖セシウム137拡散モデルのパラメータ推定 発表資料(PDF)

14:40-15:05 津旨大輔(電中研)海洋の輸送拡散シミュレーションを用いた137Csの直接漏洩量の推定 発表資料(PDF)

環境中の分布と総放出量

15:05-15:30青山道夫(気象研)北太平洋広域観測結果から推定される福島事故由来の人工放射能の分布と放出総量について 発表資料(PDF)

 

<休憩 15:30-15:45>

 

パネルディスカッション 15:45-17:50(座長:山澤弘実(名古屋大))

大気放出と拡散及び海洋放出と拡散について、発表者を中心としてパネルディスカッションを行い、「環境放出量推移と放出放射性物質の環境拡散プロセスの再構築」を議論。 資料1(PDF) 資料2(PDF) 資料3(PDF)

閉会の挨拶

 18:0020:00   意見交換会