国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構 原子力基礎工学研究センター 原子力化学ディビジョン




分析化学研究グループでは
 放射性物質の量や化学状態を正確に計測・分析することは、原子力利用を支える基盤技術の一つです。例えば、原子力利用・研究に伴い発生する様々な放射性廃棄物を安全に処分するためには、廃棄物に含まれる放射性核種の種類と量を正確に求め、環境への影響を評価する必要があります。
 分析化学研究グループでは、分析対象とするアクチノイド元素等の放射性核種の化学反応や存在状態などを明らかにし、これらの化学的知見に立脚して対象物質に適した分析法を組み上げる研究を行っています。


お知らせ(2017.02.06更新)

当グループの浅井志保 研究主幹の「レーザー誘起光還元法により使用済燃料から回収したPd中107Pdの定量」に関する研究成果がプレス発表されました。詳しくはこちらまで

研究成果(2017.10.24更新)
■2017

(論文)
1. 蓬田匠, “107PdのICP-MS測定のためのレーザー誘起光還元法による非接触・選択的パラジウム分離; 分離条件とPd回収率の関係”, 分析化学, 66(9), 647-652(2017).
2. 浅井志保, “微量放射性物質の測定前処理用固相抽出カートリッジの作製”, Biomedical Research on Trace Elements, 28(1), 1-10(2017).
3. 堀田拓摩,“クラウンエーテル誘導体を担持した90Sr分析用吸着繊維の作製”, 分析化学, 66(3), 189-193(2017).
4. K Ouchi, “Deposition of uranium oxide following the reduction in weak acid solution using Electrochemical Quartz Crystal Microbalance (EQCM)”, ECS Transaction, 75(27), 51-57(2017).


(外部発表)
1. 蓬田匠, 「光還元・沈殿生成反応によるパラジウム分離法の開発; エタノール添加によるPdの溶存状態変化と回収率の関係」, 日本分析化学会第66年会, 東京
2. 浅井志保, “Direct measurement of 107Pd in Pd metal recovered from spent nuclear fuel with laser ablation ICP-MS”, RSC Tokyo International Conference 2017, 千葉
3. 浅井志保, 「原子力発電所で使われた燃料からのパラジウムの回収と定量」, 日本分析化学会第66年会, 東京
4. 堀田拓摩, 「繊維表層部に吸着させた90Srの直接β線測定; 放射線グラフト重合技術により18-crown 6-ether誘導体を担持したSr吸着繊維の作製」, 日本原子力学会2017年秋の大会, 札幌
5. 浅井志保, 「レーザー誘起光還元法により使用済み燃料から回収したPd中107Pdの定量」, 日本原子力学会2017年春の年会, 平塚
6. 大内和希, 「ウランの還元と析出反応の関係」, 日本化学会第97春季年会, 横浜
7. 大内和希, “The Behavior of deposition following the valence change of uranium in weak acid solution”, ACTINDES2017, 仙台


■2016

(論文)
1. S Asai, “Determination of 107Pd in Pd Precipitate Prepared by Laser-Induced Photoreduction for Inductively Coupled Plasma Mass Spectrometry”, Anal. Chem., 88, 12227-12233 (2016)

(外部発表)
1. S Asai, “Determination of Zr and Mo isotopes in spent nuclear fuel solution by isotope dilution inductively coupled plasma mass spectrometry for validation of calculated values”, 9th International Conference on Nuclear and Radiochemistry (NRC-9), Helsinki, Finland.
2. K Ouchi, “Deposition of uranium oxide following the reduction in weak acid solution using Electrochemical Quartz Crystal Microbalance (EQCM)”, PACIFIC RIM MEETING 2016 (PRiME 2016), Honolulu, USA.
3. Y Kitatsuji, “Electrode reduction of actinyl ions followed by deposition in weak acid solution”, Plutonium Futures - The Science 2016, Baden-Baden, Germany.
4. 堀田拓摩, 「Sr-90分析の迅速化を目的とした放射線エマルジョングラフト重合によるクラウンエーテル誘導体担持Sr吸着繊維作製の検討」, 日本分析化学会第65年会, 北大
5. 浅井志保, 「放射性核種の質量分析とその前処理方法」, 日本分析化学会第65年会, 北大
6. 北辻章浩, 「5価ウラン還元における金属コロイドの触媒効果」, 2016日本放射化学会年会・第60回放射化学討論会, 新潟大学
7. 堀田拓摩, 「放射線グラフト重合技術により繊維状高分子材料表面に18-クラウン-6-エーテル誘導体を担持したSr分析材料作製の検討」, 第59回放射線化学討論会, 高崎市
8. 大内和希, 「電解析出した4価ウランの状態変化」, 第62回ポーラログラフィー及び電気分析化学討論会, 宮古島市


メンバー
グループリーダー北辻 章浩 (Yoshihiro Kitatsuji)
研究主幹浅井 志保 (Shiho Asai)
技術副主幹半澤 有希子 (Yukiko Hanzawa)
主査伊奈川 潤 (Jun Inagawa)
 蓬田 匠 (Takumi Yomogida)
大内 和希 (Kazuki Ouchi)
堀田 拓摩 (Takuma Horita)

野上 久美子 (Kumiko Nogami)



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