グループの研究内容
放射線科学に関する基礎的な研究
独自に開発した計算シミュレーション手法や数理モデルを活用し、放射線が照射された生体や物質内の現象を詳細に解析する研究を進めております。
最近の研究成果として、生体への放射線照射により発生するDNA分子の損傷プロセスの解明、シンチレーション検出器の光出力を正確に再現する手法の開発があります。
また、これらの研究で開発した技術をPHITSへ実装し、コードの適用分野の拡張を図っていく予定です。
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研究成果に関係するリンク
DNA損傷の複雑さを決める極低エネルギー電子の新たな役割を解明(2018年2月プレス発表)
シンチレーション検出器の光出力を決める仕組みを解明(2018年8月プレス発表)
世界初!あらゆる物質中の放射線の動きを原子サイズで予測(2021年12月プレス発表)
関連論文
[1] Y. Hirata, et al., J. Nucl. Sci. Technol. Ahead-of-print, 1-10 (2022).
[2] Y. Matsuya, et al., Int. J. Radiat. Biol. 98 (2), 148-157 (2022).
[3] T. Ogawa, et al., Sci. Rep., 11, 24401 (2021).
[4] T. Kai et al., Phys. Chem. Chem. Phys, 20, 2838-2844 (2018).
[5] T. Ogawa et al., PlosOne, 13, 0202011 (2018).
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