炭素鋼の大気腐食量予測シミュレーション

概要

橋梁や化学プラントなど海浜地区にある大型構造物において、大気腐食による材料劣化は重大な問題の一つです。大気腐食による橋梁の落下が発生すると甚大な被害が広がる可能性があることから、大気腐食量の予測手法が望まれています。防食材料技術開発グループでは、大気腐食に影響を及ぼす重要因子を考慮した大気腐食量予測モデルを開発し、インフラ構造物の健全性確保のための診断に貢献しています。本研究は原子力材料研究から派生したスピンオフ研究です。

キーワード

炭素鋼, 大気腐食, 計算シミュレーション, 飛来海塩, 気温, 相対湿度, 降雨

関連論文

五十嵐 誉廣
五十嵐 誉廣
研究主幹

主な研究分野:原子力材料腐食の計算科学モデリング。第一原理計算による原子力材料腐食の基礎メカニズム研究。腐食データのデータサイエンス。

小松 篤史
小松 篤史
研究副主幹

主な研究分野:原子力材料の腐食研究。電気化学全般。

加藤 千明
加藤 千明
研究主席

主な研究分野:軽水炉材料の腐食研究、再処理機器材料の腐食研究、1F廃炉研究