





原子力基礎工学研究センターの化学研究を技術面から推進するグループとして、2024年4月に発足しました。
プルトニウム(Pu)や高線量の放射性試料を安全に取り扱うためのホットセルやグローブボックスでの試験技術を活用し、使用済燃料からPu、マイナーアクチノイド(minor actinides, MA)、核分裂生成物(fission products, FP)などを分離する新規抽出剤の開発や、それらを用いた分離プロセス開発を進めます。また、グループが具える放射性核種の分離・分析技術に立脚し、医療用RIとしての利用研究が進められているアクチニウム(Ac)-225の分離・精製や1F廃棄物の放射性核種分析など、原子力利用を支える技術の高度化に取り組んでいきます。
研究内容へのご質問やマイナーアクチノイドの抽出分離に関する研究、分析人材育成に興味のある方は、こちらのお問い合わせフォームからご連絡をお願いします。
2026.3.12 中村技術員が日本原子力学会から第58回日本原子力学会賞奨励賞を受賞しました。
【受賞タイトル】 1F燃料デブリの化学分析に向けた溶解手法の開発と実試料への適用
2025.10.17 伴博士の研究成果がProg. Nucl.
Sci. Technol.誌に掲載され、プレスリリースを行いました。
【プレスリリース】 高レベル放射性廃液からグラムスケールのマイナーアクチノイドを分離―放射性廃棄物の減容・有害度低減と資源化技術の確立に向けて―
2025.3.18 江森さんの研究成果がJAEA-Technologyとして公開され、プレスリリースを行いました。
【プレスリリース】 実用的な新技術で半永久電源用アメリシウムの分離回収に成功!―使用済燃料に含まれる有価元素活用の実用化へ大きく前進―
2024.4.4 五十木さんの『原子力科学研究所 令和5年度「トラブルゼロ」に係るポスター』が最優秀賞に選ばれました。
研究開発テーマ
o SELECTプロセスの開発
使用済燃料からウラン、プルトニウム、アメリシウム、キュリウムなどを分離回収する手法として、SELECTプロセス(Solvent Extraction
of Liquid–waste using Extractants
of CHON-type for Transmutation)を提案し、開発を進めています。このプロセスで使用する抽出剤は炭素(C)、水素(H)、酸素(O)、窒素(N)のみから構成されており、使用後の抽出剤を焼却処分できるため廃棄物の発生量低減が期待できます。使用済燃料溶解液には様々な元素が含まれているため、各元素の性質に応じた抽出剤を使用する必要があります。抽出剤の開発とその抽出剤を用いた分離試験を原子力科学研究所
燃料サイクル安全工学研究施設(NUCEF)で行っています。SELECTプロセスのプレス発表


o
再処理プロセス化学・ハンドブック 第3版
湿式再処理技術に関する様々な既往データや、NUCEFで実施した試験研究で得られた知見をとりまとめ、2015年3月に再処理プロセス化学・ハンドブック第3版を刊行しました。JAEAウェブサイト(JOPSS)から入手できます。「ハンドブック」で検索してください。
o
溶媒抽出プロセス解析コードの開発
ハンドブックと並行して、PUREX再処理で用いられる多段溶媒抽出プロセスのための解析コードPARC (Program for Advanced Extraction Process with
Radiation Effect Calculation) の開発を進めています。プロセス内を移行するウラン、プルトニウム等の濃度分布の過渡的挙動と定常状態を予測できます。TBPを抽出剤とする基本バージョンはRISTより入手が可能となっています。
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関連トピックス
u αγセルでのマイナーアクチノイド(MA)と希土類元素の一括回収試験
u ミキサーセトラー型抽出器を用いたU及びPuの連続抽出試験
u 高レベル放射性廃液からグラムスケールのマイナーアクチノイドを分離
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医療用RI製造に係るAc分離・精製
「がん」の治療法として近年、医療用RIを用いた「アルファ線内用療法」が注目されています。特にAc-225は治療効果が高いことから、世界的に治験・臨床研究の競争が激化する一方でAc-225の供給不足が課題となっています。Ac-225の国内製造に向け高速炉「常陽」・加速器を用いたAc-225大量製造のための研究開発が行われており、当グループでは、「常陽」でラジウム(Ra)-226を中性子照射して生成するAc-225を効率的に回収するための精製プロセスの開発を行っています。

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関連トピックス
u 令和5年度「原子力システム研究開発事業」成果報告会「国内の原子力インフラを活用した医用RIの自給技術確立に向けた研究開発」
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燃料デブリ化学分析手法の開発
燃料デブリの元素、核種組成等を精度良く評価するためには、燃料デブリの溶液化が必要となります。一方、これまでの知見から燃料デブリは化学的安定性が高く、硝酸に対して難溶解性であることが予想されます。当グループでは、これまでホット施設で培った研究開発の知見を活かし、燃料デブリの溶液化を含む、化学分析手法の開発を行っています。

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関連トピックス
u 第5回
軽水炉燃料・材料・水化学 夏期セミナー「1Fデブリサンプル分析に向けた取り組みの紹介」
メンバー
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グループリーダー |
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KITATSUJI
Yoshihiro |
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マネージャー |
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津幡 靖宏 |
TSUBATA
Yasuhiro |
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職員 |
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HOTOKU
Shinobu |
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伊奈川 潤 |
INAGAWA Jun |
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TSUTSUI Nao |
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NAKAMURA
Satoshi |
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江森 達也 |
EMORI Tatsuya |
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五十木 理子 |
IKARUGI Riko |
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再雇用職員 |
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NAKADA Masami |
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庶務 |
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荒巻 美和 |
ARAMAKI Miwa |
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黒澤 達也 |
KUROSAWA
Tatsuya |
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関田 智 |
SEKITA
Satoshi |
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柴田 光敦 |
SHIBATA
Mitsunobu |
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草野 光 |
KUSANO Hikaru |
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川崎 倫弘 |
KAWASAKI
Tomohiro |
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石井 翔 |
ISHII Sho |
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飯嶋 孝彦 |
IIJIMA
Takahiko |
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八木 敏夫 |
YAGI Toshio |
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本間 弘樹 |
HOMMA Hiroki |
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谷口 達也 |
TANIGUCHI
Tatsuya |
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谷垣 尚子 |
TANIGAKI
Naoko |
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船橋 紬 |
FUNABASHI Tsumugi |
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山田 日向 |
YAMADA Hinata |
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鴨志田 美智雄 |
KAMOSHIDA
Michio |
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兼務 |
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BAN Yasutoshi |
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(本務:NXR開発センター
分離・利用技術開発特別チーム チームリーダー) |
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佐賀 要 |
SAGA Kaname |
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(本務:NXR開発センター 分離・利用技術開発特別チーム) |
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保住 真成 |
HOZUMI
Shinsei |
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(本務:NXR開発センター 分離・利用技術開発特別チーム) |
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TOIGAWA Tomohiro |
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(本務:原子力基礎工学研究センター 原子力化学研究グループ) |
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バンジャルナホー イルビンマルドンガン |
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(本務:廃炉環境国際共同研究センター 分析研究グループ) |
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黒澤 萌香 |
KUROSAWA
Honoka |
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(本務:廃炉環境国際共同研究センター 分析研究グループ) |
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竹内 絵里奈 |
TAKEUCHI
Erina |
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(本務:放射線管理部 環境放射線管理課) |
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眞下 海成 |
MASHITA
Kaisei |
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(本務:研究基盤技術部 BECKY技術課) |
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HORITA Takuma |
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(本務:バックエンド技術部 放射性廃棄物管理技術課) |
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お問い合わせ
国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構
茨城県那珂郡東海村大字白方2番地4
JR常磐線 東海駅東口より、茨城交通バス「原研前」で下車
原子力基盤技術開発グループ
燃料サイクル安全工学研究施設(NUCEF)管理棟1階 102号室
グループリーダー連絡先
〒319-1195 茨城県那珂郡東海村大字白方2番地4
日本原子力研究開発機構 原子力基礎工学研究センター
原子力基盤技術開発グループ
北辻 章浩
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