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照射損傷の形成過程に関する研究

原子炉内の構造物は核反応によって発生する中性子の照射を受け、中性子と構造物の材料中の原子が衝突することにより、「はじき出し損傷」と呼ばれる材料欠陥が発生します。このはじき出し損傷の程度は中性子のもつエネルギーによって異なり、エネルギーの大きな高速中性子(>0.1MeV)では中性子によってはじきとばされた材料原子がさらに別の原子をはじき出し、次々と連鎖的な損傷を与えます(「カスケード損傷」)。さらに、大きなエネルギーをもつ中性子の場合には中性子が材料原子と核反応を起こして別の元素に変化し、水素(H)やヘリウム(He)などのガス元素が形成されます(「核変換生成元素」)。これらを総称して「照射損傷」といい、金属材料やセラミクス、化合物などの照射損傷の発生について、原子炉照射、加速器照射等を用いた研究を行っています。


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