グループの研究内容
日本人の身体的特性を考慮した線量評価
国際放射線防護委員会(ICRP)では標準的なコーカソイドの身体的特性を有する人体モデル(ファントム)を用いて、
放射線防護における線量評価で用いる標準データを、を基に整備し、公開しております。
一方、医療における放射線診断や治療においては、患者の体格などを考慮して、被ばく線量を事前に推定して把握することも重要となり、
放射線影響に関する疫学的な調査等においても、被ばくした条件をより具体的に考慮した遡及的な線量評価が要求されます。
そこで、日本人の体格特性を考慮した被ばく線量を指標とする研究や調査などに資するため、日本人人体モデル(ファントム)を開発しております。
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構築した体格(BMI)の異なる日本人男性モデル
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構築した日本人人体モデルを用いて計算した光子外部被ばくによる臓器線量
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研究成果に関係するリンク
平成29年度日本保健物理学会論文賞を受賞
関連論文
[1] 佐藤薫、高橋史明、保健物理52, 247-258 (2017).
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