第一原理計算を用いた金属腐食メカニズム解明

概要

放射線環境下における金属腐食を抑制する手法の一つとして防錆剤の使用が考えられます。環境毒性が低く防食効果の大きい防錆剤候補の一つとして金属カチオンがあります。防食材料技術開発グループでは、第一原理計算による吸着電位解析・差電子密度解析等により溶液中金属カチオンによる腐食抑制メカニズムを解明し、新規防錆剤開発に貢献しています。

キーワード

炭素鋼, 防食性, 計算シミュレーション, 第一原理計算

関連論文

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研究主幹

主な研究分野:原子力材料腐食の計算科学モデリング。第一原理計算による原子力材料腐食の基礎メカニズム研究。腐食データのデータサイエンス。

大谷恭平
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研究員

主な研究分野:福島第一原子力発電所の原子炉格納容器環境を模擬した鋼の腐食に関する研究、溶液中の金属カチオンに着目した金属材料の腐食研究

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研究副主幹

主な研究分野:原子力材料の腐食研究。電気化学全般。

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研究主席

主な研究分野:軽水炉材料の腐食研究、再処理機器材料の腐食研究、1F廃炉研究