当グループの阿部拓海研究員が、フランス・パリにて開催された国際会議16IEMPTで「Management of MOX spent fuel from LWR:Thermal Design of Direct Disposal」のタイトルでポスター発表を行い、2nd BEST POSTER AWARDを受賞しました。

我が国をはじめ、世界的に軽水炉におけるMOX燃料利用が行われている一方、MOX燃料の直接処分概念の設計例は乏しいという問題がありました。MOX燃料はプルトニウムやマイナーアクチノイド核種を含むため発熱量が大きく、既存のウラン燃料用の処分概念は適用できないことが予想されます。そこで、既存の処分概念をベースにMOX燃料が処分可能と見込める処分概念の設計を行いました。また、同時に一つの廃棄体当たりの専有面積も示し、MOX燃料直接処分時の処分場規模の算出が行えるようにしました。

（阿部）