種々の原子炉の中で見られる流れを分類するもっとも一般的な方法は、「単相流」と「多相流」に分けるものです。単相流は、その名の通り、相(気相、液相、固相)を一つしか含まない流れであり、沸騰を生じない場合の水の流れや空気の流れがその代表的なものです。原子炉熱設計では、液相と気相による流れである「気液二相流」(単純に「二相流」と呼ぶ場合が多いです)と、単相流を問題とする場合が多く、私たちの研究開発でもこれら二つの流れを取り扱うことができる解析コードを開発しています。
1.1.1 液膜流、気泡流、噴霧流
1.1.2 相変化モデル
1.1.3 地震時の炉内気泡流挙動
1.2.1 バンドル体系解析
1.2.2 熱構造連成解析