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東京電力福島第一原子力発電所では、燃料の溶融が進展して重大事故に至りました。そこで、軽水炉事故時の事象進展を遅らせ、かつ水素発生量を低減することが可能な「事故耐性燃料」の開発が世界的な潮流となっています。カーボンニュートラルへ原子力が確実に貢献していくためには軽水炉の活用が不可欠であり、事故耐性燃料導入の意義は極めて大きいと考えられます。世界の開発状況を鑑みると、米国では2020年代に事故耐性燃料の実用化が予定されています。これらの状況を踏まえ、我が国として総力を結集して、国産の事故耐性燃料の早期実用化を目指し、軽水炉の安全性向上に寄与すべく、関係者が一堂に会する国内での第3回目のワークショップを前回(2022年12月21日開催)に続き開催します。
事故耐性燃料の開発状況や技術的なトピックスを共有し、今後の開発の進め方について議論。
開発における基礎基盤と実用の役割、及びそれらの間での研究連携の仕組みや、実装化に向けての事業者関与の重要性が認識され、今後の更なる進展・発展への期待が述べられた。