潜在的放射性毒性(潜在的有害度)評価のためのデータベース
原子炉から排出される使用済核燃料の潜在的放射性毒性(あるいは、潜在的有害度)は、含まれる核種の放射能を、各々が経口摂取された時の被ばく線量に換算し、総和を取ることで得られる。本データベースは、使用済核燃料に含まれる主要な長寿命核種を選定し、線量換算係数をまとめるとともに、経時変化の解析解を得ることが困難なアクチノイド核種に対しては子孫核種を考慮して毒性の経時変化を示した。
これらのデータを用いることで、潜在的放射性毒性の経時変化を初期の重量組成から簡便に計算することができる。計算例として、軽水炉使用済核燃料の潜在的放射性毒性を示した。なお、データベースに含まれる核種は、使用済核燃料に起因するものであり、原子炉及び関連施設の解体廃棄物を含まない。
本データベースの詳細および使い方は、下記文献に記されている。
- 西原健司, "使用済核燃料の潜在的放射性毒性評価のためのデータベース", JAEA-Data/Code 2010-012, (2010).
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※本データベースを利用するときは、必ず、下記文献を引用文献として記載してください。また、日本原子力研究開発機構は、本データベースを用いることにより生じた一切の損害から免責されるものとします。
西原健司, "使用済核燃料の潜在的放射性毒性評価のためのデータベース", JAEA-Data/Code 2010-012, (2010).
使用済み軽水炉燃料の核種組成データベース
本データベースには、軽水炉使用済み燃料に含まれる核分裂生成物およびアクチノイド核種を格納した。使用済み燃料の条件を以下に示す。- PWR、BWR
- 取り出し燃焼度: 33, 45, 60 GWd/tHM
- UO2燃料、MOX燃料
- 安藤良平、高野秀機, "使用済軽水炉燃料の核種組成評価," JAERI-Research 99-004, (1999).
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※ 本データベースを利用するときは、必ず、下記文献を引用文献として記載してください。また、日本原子力研究開発機構は、本データベースを用いることにより生じた一切の損害から免責されるものとします。
安藤良平、高野秀機, "使用済軽水炉燃料の核種組成評価",JAERI-Research 99-004,(1999).