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2010.10.20
菅原隆徳
核変換工学技術開発グループの菅原隆徳研究員が行った「MA装荷臨界実験による核変換システムの炉物理パラメータに含まれる不確かさの低減可能性に関する解析的研究」に対して、2010年度炉物理部会賞が2010年9月16日に授与されました。
2010.09.28
下条晃司郎
環境化学研究グループの下条晃司郎研究員が「イオン液体を利用する高度抽出分離分析法の開発と機能性反応場への展開」という研究業績で、2010年度日本分析化学会奨励賞を受賞しました。
2010.09.06
開発した新装置の外観(FXE-400S)
原子力基礎工学研究部門との共同研究の成果(シミュレーション技術による蛍光X線検出部までの放射線輸送を最適化)を元に、田中科学機器製作(株)は大気汚染等を引き起こす石油製品中の硫黄成分を、高性能かつ簡便に測定可能なエネルギー分散型蛍光X線分析装置を開発。千葉県幕張メッセ国際展示場で開催される分析展2010・科学機器展2010(9月1〜3日)に出展。
2010.07.27
宮本ユタカ
放射化学研究グループの宮本ユタカ研究副主幹、他4名が「Sequential Separation of U, Th, Pb, and Lanthanides with a Single Anion-Exchange Column」という論文題名で、日本放射化学会2009年JNRS誌(Journal of Nuclear and Radiochemical Sciences)論文賞(Editors' Choice 2009)を2010年7月12日に受賞しました。
2010.07.22
加速器中性子利用RI生成技術開発特別Gr
加速器中性子利用によるモリブデン等の多様なRIを生成するための技術開発を行う特別グループが原子力エネルギー基盤連携センター内に7月1日発足しました。我国では年間約100万件の核医学診断が行われ、癌・心筋梗塞等の成人病診断に役立てられています。本特別グループでは株式会社千代田テクノル、富士フイルムRIファーマ株式会社、住友重機械工業株式会社と協力して、この核医学診断で利用されるモリブデン等の短寿命RIの国内生成に必要な技術基盤を整備するため、加速器及び化学精製、標識化合物合成等の研究開発を行っています。
2010.06.11
汎用評価済核データライブラリの最新版JENDL-4が5月28日に公開されました。JENDL-4は核データ評価研究グループのホームページからダウンロードできる他、IAEAの核データセクションや米国のBNLの国立核データセンターからも利用できます。また、OECD/NEAデータバンクのデータサービスからも利用できるように準備中です。これら国際機関等からの配布により国内のみならず、国外での利用も促進されることになります。
2010.04.13
佐藤達彦
放射線防護研究グループの佐藤達彦研究副主幹が「高エネルギー放射線被ばく影響評価に関する統合的研究」に関して、平成22年度科学技術分野の文部科学大臣表彰・若手科学者賞を受賞しました。本賞は、萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者を対象としたもので、今年度は佐藤研究副主幹の他84名が授賞しました。
高エネルギー放射線は物質と複雑な相互作用を引き起こすため、低エネルギー放射線を対象とした従来の被ばく影響評価モデルは適用できず、その被ばく影響評価を目的とした新たな計算モデルの構築が望まれていました。佐藤研究副主幹は、これまで独立して発展してきた異なるスケール(細胞、人体、地球レベル)の高エネルギー放射線挙動解析手法を独自の数学モデルを導入して有機的に統合することにより、その被ばく影響を評価する新たな計算モデルを構築しました。また、独自に開発した放射線モニタを用いてその精度を実証しました。本研究成果は、高エネルギー加速器施設の作業者,航空機乗務員及び宇宙飛行士に対する被ばく影響評価のみならず、放射線治療や宇宙線による地球環境への影響解析など、工学・医学・理学の様々な研究分野で活用されています。
2010.03.26
木名瀬栄
放射線影響解析研究グループの木名瀬栄研究主幹が、「生体ボクセルモデルを用いた被ばく線量評価法の開発」で、(社)日本原子力学会 技術賞を受賞。
生物多様性に関する分野や医療分野の信頼性の高い内部被ばく線量評価手法を確立するため、凍結切片イメージデータ等を用いたカエルボクセルモデルの開発、マウスのような放射性薬剤開発の実験動物、ヒトのボクセルモデルを適用する手法を提示した論文が平成21年度の技術賞に選ばれ表彰を受けた。
2010.03.19
下条晃司郎
環境化学研究グループの下条晃司郎研究員が「イオン液体を媒体とした高効率抽出分離システムの構築と化学平衡解析」という研究業績で、平成21年度化学工学会研究奨励賞 玉置明善記念賞を受賞。
イオン液体と呼ばれる溶媒を用いて、高機能性と安全性を併せ持つ環境調和型の革新的な抽出分離技術を開発したこれまでの研究成果が評価され、化学工学会研究奨励賞に選出され、化学工学会第75年会にて表彰を受けた。
2010.03.17
岩本修
核データ評価研究グループの岩本修研究副主幹他が、「JENDL アクチノイドファイル2008」で、第42回(平成21年度)日本原子力学会賞 技術賞を受賞。
最新の知見に基づき、従来のアクチノイド核データを大幅に見直し、主要アクチノイドと共にマイナーアクチノイドに対するデータを格段に充実させた評価済核データファイルであるJENDLアクチノイドファイル2008(JENDL/AC-2008)を開発したことが平成21年度の技術賞に選ばれ表彰を受けた。
2010.01.27
濱本、坂場、竹田
佐藤(達)、佐藤(大)
1月27日に東京品川コクヨホールで開催された、(独)科学技術振興機構 平成21年度原子力システム研究開発事業成果報告会において、平成18年度採択課題「若手対象型研究開発」の事後評価でS評価を受けた2件の研究(全体17件中、S評価:2件、A評価:9件、B評価:6件)に対して表彰式が行われました。いずれも、原子力基礎工学研究部門の研究員が受賞しており、受賞者と研究開発課題は、以下のとおりです。
「化学的不純物アクティブ制御による原子炉材料長寿命化の研究開発」
研究代表者:坂場 成昭(コジェネレーション高温ガス炉設計評価グループ 現:経営企画部)
共同研究者: 濱本 真平 (大洗研究開発センター高温工学試験研究炉部HTTR技術課)
共同研究者: 竹田 陽一 (東北大学)
「多粒子対応型高性能次世代放射線モニタの開発」
研究代表者: 佐藤 達彦 (放射線防護研究グループ)
共同研究者: 佐藤 大樹 (放射線防護研究グループ)
共同研究者: 執行 信寛 (九州大学)